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CAMRの理論とアプローチの体系を最初に提案してから、すでに13年が経っているのですね(^^;)
随分時間が経っているのにビックリです。
しかしこの間に、CAMRは随分進歩してきたと思います。
以前は「理屈だけは面白いが、明日からの訓練にすぐ役立たないのでは?」などの意見をよくいただきました。
この13年間はひたすら、「明日の臨床ですぐに役立つ」ことを目標に、用語の定義や評価体系、アプローチにいたるまでひたすら検討を続けてきました。
ほんの少しながらみなさまに自信を持ってお勧めできる程度までにはまとまってきました。以前勉強会に参加していただいたみなさまにもご披露して、是非ご意見を伺いたいと思うようになりました。
また全くご参加の経験がなくても、最初にこれまでのまとめの講義を行いますので初めてでも大丈夫です。
無料勉強会に是非ご参加下さい(^^)
【無料勉強会のお知らせ】
日時:2026年5月17日 日曜日 朝9時から13時まで
場所:東広島市くらら 209号 研修室2
料金:無料
申込み方法申込み方法:
氏名・職種・経験年数を記入。以下の◎をアットマークに変えてメールしてください。camrworkshop◎mbr.nifty.com
講義ノートはPDFファイルで勉強会の一週間位前には配付する予定です。
テレビ番組でもインターネットでも「正しい運動を身につけましょう!」や「正しく運動しましょう!」というテーマが再々登場します。それらのメインのアイデアは、おおよそ「人には正しい運動の形ややり方があって、これをしないと不利益が生じるよ。だから『正しい運動』を身につけましょう」ということです。
たとえば正しい歩き方は、「胸を張って腕を振って大股で颯爽と歩きましょう」みたいなことです。
本当でしょうか??そもそも「正しい運動の定義」ってなんでしょう??
上の歩き方の説明を見ると、「元気で夢と希望に満ちたはつらつとした若者の歩き方」のようです。もしこのモデルの若者が大好きな恋人にひどい振られかたをしたばかりなら、きっと肩をすくめ、俯いて猫背でトボトボと歩くはずです。もし慣れない氷の上を歩く時は、両手でバランスをとりながら腰を引いて小刻みにヨチヨチと歩くはずです。水田では泥から足を引き抜くために下垂足の形で膝を高く挙げて体全体でよいしょっと次の一歩を振り下ろすはずです。
つまり正しい運動の形ややり方があるわけではなく、心身や環境の変化に応じて適応的に歩行を維持するような歩き方をすることがきっと正しい歩き方なのでしょう。つまり状況変化に応じて安全に効率的に歩くことが「正しい歩き方」なのでしょう。
そもそもどうして人の運動の形ややり方で「正しい運動」を定義するようになったのでしょうか。
生態心理学で有名な心理学者の佐々木正人さんが、「運動研究は映画撮影によって始まったから」と説明しています。フィルムの一コマ一コマには姿勢が少しずつ変化していますので、「運動は姿勢の変化」として理解できます。それで形の変化を基準に見るようになったのでしょうか?
むしろ動くものを機械に喩えて理解するようになったことも大きいのではないか、と僕は思います。身の回りで動くものということで機械をモデルに人の運動を理解するようになったからではないでしょうか?
デカルトも人を機械として説明しています。脳の中の松果体は神との通信機械であるみたいな記述があって、高校生の時には驚いたものです。学校でも筋肉は力を生み出すエンジンに喩えて、脳は見て理解し、判断し、命令するコンピュータに喩えて習ったりします。
そして機械には「正しい運動」があるのです。機械は命令された同じ運動を正確に繰り返します。というより機械は設計者に設計・意図された運動しか繰り返さないようにできているのです。(最近のAIによるロボットなどは違うようですが(^^;))
つまり今の世の常識としては、人を機械と見做して、「正しい運動の形、やり方がある」と考えているので、「人も正しい運動の形ややり方で運動してください」と言っているように思います。人と機械では作動の性質も課題達成のための運動発生の過程も全く違っているのに、です。
せめて医学的リハビリの専門職は、「状況変化に適応的に運動の形ややり方を変化させてできるだけ安全に効率的に課題達成を目指すのが正しい運動である」と考えていったらどうでしょう?そうすれば脳卒中片麻痺後の分回し歩行は、「麻痺の存在という状況変化に応じて歩くために生み出した適切な歩行スキル」となるでしょう。間違っても異常歩行などというレッテルを貼ることにはならないでしょう!