二つの視点の評価を身につけて問題解決能力をアップ!(その2)

目安時間:約 6分

二つの視点の評価を身につけて問題解決能力をアップ!(その2)

 さて、前回の最後に「要素還元論」と「システム論」の視点から「評価の考え方」を比べてみようと書きました。今回は少しその点に触れていきます。

 学校で習う要素還元論の視点では、人の運動システムを機械やロボットの様に評価すると説明しました。ロボットの設計図のように、まず人体の設計図を理解して人の運動を理解したり、評価したりするわけです。もしどこかに不具合が生じると、設計図を基に原因を探ることになるわけです。

 そして学校で習う評価には大まかに2種類あります。運動システムの「パフォーマンスを数字で表す科学的視点の評価」と「姿勢や動作などを観察して言葉で表す視点の評価」です。

 「パフォーマンスを数字で表す科学的視点の評価」にはたとえば簡易な10メートル歩行検査などがあります。

 歩行のスタートの加速と終了時の減速の影響を取り除いて、10メートル間の安定した歩行を評価するために、その前後に数メートルの余裕をとります。10メートル前後の長さは施設のスペースなど色々な制約がありますが、最低でも1メートル程度は取った方が良いでしょう。

 そして10メートルを何歩、何秒で歩けるかを調べます。歩き始めた後、10メートルの開始線から終了線までの時間を計ります。歩数は開始線にさしかかった時に開始線と足の位置関係を憶え、0と数え始めて、終了線と足の関係が開始線の時と同じくらいを最後の歩数とします。

 学校で使う臨床運動学などの本では、3人掛かりでやれとか前後に3メートルとれとありますが、実用的ではありませんね。セラピスト独りで利用可能な広さでやる必要があります。この簡易なやり方では正確な数値から多少ブレてしまいますが、同じセラピストと患者で、同じやり方をすればその患者さん自身の運動変化は十分に確認できます。

 臨床家として、自分の実施した訓練の効果を数値で客観的に表現することは大事です。そのやり方で良いかどうかの判断の1つになります。患者さんご本人やご家族が納得するためにも必要です。10メートル歩行以外にも、このような数値で表現できる、患者さんにあった運動評価をいくつか準備しておくことが重要です。

 この時間と歩数の2つの変数を調べるだけで、歩行速度、歩幅、歩行率、歩行比が分かります。たとえ左右差が大きくても、速度や歩幅の平均が大きくなれば訓練効果があったと理解できますし、歩行比などが安定すればその人らしい歩き方が安定したと分かります。

 実際に運動パフォーマンスの変化を数値で表す科学的視点の評価は、要素還元論の視点でもシステム論の視点でも大事です。まずこれらは共通の大事な評価です。ただ要素還元論の枠組みでは、「正常者の肢位・姿勢・やり方からどれだけズレているか、そのズレの原因はなにか?」という視点が常について回ります。様々の肢位や作動の左右差なども問題として上がってきます。

 どうしてかというとこれにも人の運動システムをロボットにたとえて見る視点が関係しています。ロボットや機械というのは必ず正解の運動を持っているからです。つまり「設計者の意図通り作動する」というのが正解の運動です。

 この視点がついて回ると、たとえ訓練の結果、必要な生活課題の達成のパフォーマンスが改善されたとしてもそれだけでは満足できなくなります。「速度が健常者よりどれだけ低い」とか「左右差が大きい」とか「歩容が健常者からどれだけズレている」とかは常に気になってしまうのです。

 無意識に「健常者の運動は本来こういうものだ」と正解の運動に何とか近づけることが目標になってしまうのです。そのためになにが原因かと追及することになり、たとえば脳性運動障害者の「麻痺を治そう」とこだわってしまうのです。

 一方でシステム論の視点では、標準的な「正解の運動」というのはありません。人の運動システムは、人それぞれに違っていて当然だからです。麻痺があれば歩容もパフォーマンスも健常者と違っているのが当たり前です。また同じ人の運動システムも状況によってパフォーマンスや歩容は変わるのが当然です。運動のパフォーマンスも歩容も、状況によって変わってしまうからです。

 そうなるとシステム論の視点では、状況変化に適応的、あるいは問題が起きないことが重要になります。健常者の運動の形に近づくのが目標ではなく、その人なりに必要な状況に対応できているかどうかが目標になります。

 次回は、数字の評価ではなく「歩容などを観察して言葉で表す視点の評価」について考えてみましょう。(その3に続く)

※No+eに毎週木曜日は、別のエッセイを投稿中!https://note.com/camr_reha

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CAMRの基礎知識 Part1「探索」その3

目安時間:約 5分

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今回は「CAMRの基礎知識 Part1「探索」その3」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



CAMRの基礎知識 Part1「探索」その3 2014/4/4
「探索に始まり、探索に終わる!」



 実習生のレポートを見ると、「股関節外転・外旋・屈曲」とか「足関節内反・尖足」とかよく書かれています。運動の評価に各部位や姿勢全体の形の記述が多いのです。



 確かに従来的アプローチは運動の形に焦点を当てています。佐々木正人さんがどこかに書いておられましたが、運動科学は映画の技術とともに発展したとのこと。運動はフィルムに記録され、一コマ一コマの姿勢の変化として捉えられたのです。運動科学は運動の形に焦点を当てて発達したのですね。



 また姿勢全体や各部位の形とかに焦点を当てると、自然に「健常者の運動の形」との比較になります。そうすると問題は「健常者の運動の形とのズレ」として捉えられ、また「健常者の運動の形に近づくことが良くなっていること」という流れを生み出しているように思います。



 時には麻痺があるのに健常者と同じ運動の形を目標にされたりします。でもそれは無理でしょう。健常者と同じ形を要求するなら「その前に麻痺を治して!」と患者さんが言いたくなるのも無理がないです。



 さらに姿勢や運動というのは、元々揺らぎを持っています。ある瞬間の場面の股関節の形を取りだしてどうこう言うのもどうなのでしょう?学生のレポートなどを見ると、その患者様はいつもその格好で歩いているかのような印象を受けます。たくさん見られる運動の形の中で、健常者の運動から一番かけ離れているものに注目して書いてあるような気がします。



 もちろん形に焦点を当てることは有効な場面も多々あります。形を見ることが悪いと言っているわけではありません。ただ一瞬の形だけを取りだして、それだけを基に色々言うのもどうかと思うわけです。(まあ、学生は形から入っていくことの方が簡単で取っつきやすい、というのはあるのでしょう)



 CAMRでは、基本的に形ではなく機能に焦点を当てます。たとえば「支持」し、「重心移動」し、「振り出す」機能があります。歩行は片脚で支持しながらその脚に重心を移動し、反対の脚を「振り出す」運動の繰り返しです。



 片脚支持という機能を実現するために身体だけで可能、あるいは杖や片手すりや平行棒が必要かどうかという状況を見ることによって、使われる運動リソースを理解できます。またその形を見ることで、どの運動リソースを利用したどのような運動スキルを生み出しているかがわかります。使われている運動リソースや運動スキルと機能の関係を見いだしていくわけです。
(文にするとややこしく感じられますが、実例で見ていくと簡単で、すぐにコツが掴めます)



 CAMRではセラピストが「機能と運動リソース・運動スキルの関係を探る」ことが探索の一部になります。その「探索」の過程を通して、「どの運動スキルを多彩にしていくか」と「どのような運動課題を選択するか」が見えてくるのです。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【あるある!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

西尾 幸敏 著「正しさ幻想をぶっ飛ばせ!:運動と状況性」CAMR入門シリーズ③

西尾 幸敏 著「正しい歩き方?:俺のウォーキング」CAMR入門シリーズ④

西尾 幸敏 著「リハビリの限界?:セラピストは何をする人?」CAMR入門シリーズ⑤


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CAMRの基礎知識 Part1「探索」その2

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今回は「CAMRの基礎知識 Part1「探索」その2」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



CAMRの基礎知識 Part1「探索」その2 2014/3/30
「探索に始まり、探索に終わる!」



 従来的アプローチでは、評価というのは人の運動を細かな部分に分けて見ていきます。たとえば歩行を見る時、座位での膝伸展筋や股関節屈筋の強さや臥位での股関節や膝関節可動域などを調べます。そして個々の評価を再び統合して全体像を理解しようというわけです。部分の振る舞いの総合として全体を理解しようします。これは要素還元主義と言って従来の主要な科学の基本的な枠組みでもあります。



 だけどこれは難しいことです。たとえば自動車のタイヤを個別に評価することができるでしょうか?タイヤだけを取り出して調べたところで、実際に車につけたときの操作性や乗り心地を評価できるものでしょうか?



 同様に座位で調べた四頭筋や腸腰筋の強さから歩行の様子を理解できますか?実習生や新人さんを見ていると、皆とても困惑しています。いったん目で見た姿勢や運動をバラバラの評価項目で部分部分に分解してみていきます。それで全体の動きが説明できるかというとどうも難しい。いやこれは正直僕にも難しい。



 実際何よりも問題なのは、あれだけ学生時代にたくさんの時間とエネルギーを費やして身につけたはずの可動域検査や徒手筋力検査法を臨床では使わないセラピストももたくさんいます。僕自身は必要をあまり感じない。なくても効果的な訓練は可能だし、これらは本当に僕たちに必要な技術・知識なのだろうか?



   CAMRの「探索」では、関節可動域検査や徒手筋力検査は使いません。人は全体として何ができるかできないか、と言うことを「探索」していきます。その人が望むこと、必要なことに沿って課題を設定し、それがどの程度できるか、どのように条件を変えるとできるかできないか、とかをクライエントとセラピストが協力して「探索」していくのです。(続く・・・)



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

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CAMRの基礎知識 Part1「探索」その1

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今回は「CAMRの基礎知識 Part1「探索」その1」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



CAMRの基礎知識 Part1「探索」その1 2014/2/2
「探索に始まり、探索に終わる!」



 理学療法では「評価に始まり評価に終わる」と言われます。CAMRでは従来の「評価」も利用しますが、メインは「探索」になります。



 「評価」と「探索」は何が違うのでしょうか?評価はセラピストが評価項目を決め、クライエントに指示し、実施し、記録し、分析します。つまりセラピスト主導で行われます。



 この過程では、クライエントはしばしば自分自身の運動の情報から疎外されてしまいます。もちろん評価は基本的に専門知識を基に専門用語で表されるものですから、これをクライエントに分かりやすく伝えることは難しいのでしょう。



 しかしもっと問題なのは評価によって「指示し」-「従う」関係が作られることです。おまけにその情報からも疎外されてしまうので、自然にセラピストとクライエントの間には、「指示し」-「従う」関係、時には「管理し」-「管理される」関係といった一方的な関係が作られるように思います。



 CAMRでは、クライエントを「自律的な運動問題解決者」と捉えます。つまり運動状態を示す情報は、何よりもクライエント自身が知る必要があります。クライエント自身が主体で、セラピストはそのサポートに回るからです。



 また情報はクライエントとセラピストで共有する必要があります。共有することによって初めてクライエントはクライエントの立場から、セラピストはセラピストの立場から「協力して」問題解決に取り組めるわけです。



 このようにクライエントとセラピストが、クライエントの運動状態に関する情報を協力して探り、情報を共有する過程をCAMRでは「探索」と呼びます。

文責:西尾幸敏



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


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3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!後半

目安時間:約 4分

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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!後半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



5分でわかるCAMR!
後半2分30秒、いってみよー!



 秋山です。続きです。
 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」「同シーズン2」を、さらに詳しくはCAMRホームページをご覧ください。



CAMRの特徴その3
 「運動リソースと運動スキル」



 運動問題を上手く解決していくには、利用可能な資源や手段である豊富な運動リソースと、それを状況に応じて使っていく多彩な運動スキルが必要です。



 運動リソース単独では運動を行えません。使い方である「運動スキル」と一緒になることで、状況に応じた運動が発現します。分けない方が良いのかもしれませんが、やっぱり区別はあるし、考えやすいように「リソース」と「スキル」と一応分けます。ぱっと見、リソースが下位でスキルが上位の、階層型っぽく見え、impairmentとdisabilityに対応しているように思われますが、全く違う見方です。



 これだけで運動は大丈夫かというと、そうではなく、ベルンシュタインに出てくる「巧みさ」も必要になります。これは、OTで言うような、細かいことができる手先の「巧緻性」とは違います。どう違うかは、これからのお楽しみ(^_^)



特徴その4
「セラピストは課題を設定する」



 やり方はクライアントに任せる、というのがCAMRの肝心要です。私達は専門家としてクライアントそれぞれの、その時期に適した運動課題を設定します。今、何ならできるのか。まぁ、でもあまり懲りすぎず、基本的な、クライアントが実感できるものを試しながら、というとこですか。疾患別に決まるものではありませんが、疾患からくるクライアントの身体状況は配慮が必要ですね。



    駆け足のCAMR概観でした。またのリニューアルをお楽しみに?



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


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3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!前半

目安時間:約 4分

≧(´▽`)≦
みなさん、ハローです!



「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!前半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆


2013/5/26
3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR! 
まずは前半2分30秒 (^。^)v 



 秋山です。ざっくり説明版、リニューアルです。
一応、中身変わってます。



 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」を、さらに詳しくはCAMRホームページをご覧ください。



 CAMRはシステム論に基づく、新しい運動の見方です。



特徴その1.「状況一体性」



 運動は状況の中から生まれます。そして運動は状況を変化させ、変化した状況は運動を変化させ・・・、と続き、人は状況に適した運動を生み出していきます。言われてみると、当たり前に思えます。路面の状況や気持ちによって歩き方が変わる、というのも、日常的な感覚として納得しやすいです。



では、従来の見方と何が違うのでしょう。従来は、人体を閉じたシステムと見て、運動は状況に関わらず身体の仕組みに従って現れると考えます。機械のように、ある正しい作動が存在する、と考えられているのですね。



 この違いが、「何を目指すか」の違いに繋がってきます。
特徴その2.「人は生まれながらに自律した運動問題解決者」



 私達は状況に即した運動を自分で作り出す力を持っています。これは病気や怪我で麻痺を負った方でも、そうです。ただ、結果が常に上手くいくとは限りません。やはり、何らかの援助(サポート、支援、お手伝い、などなど)は必要となります。



 では、セラピストは何をするのか。クライアントが本来の姿である「自律した運動問題解決者」として振る舞えるようにサポートしましょう、というのがCAMRの立場です。正しいやり方を教えるのではなく、クライアントが自分でやり方を決める(見つける、獲得する、などなど)ことの助けになるような課題を提供がセラピストの役目と考えます。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


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3分でわかるCAMR!後半

目安時間:約 4分

≧(´▽`)≦
みなさん、ハローです!



「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!後半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



3分でわかるCAMR!
後半1分30秒、いってみよー!



 秋山です。続きです。
 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」を、さらに詳しくはCAMRホームページhttps://rehacamr.sakura.ne.jp/をご覧ください。



CAMRの特徴その3
「運動リソースと運動スキル」



 運動問題を上手く解決していくには、利用可能な資源や手段である豊富な運動リソースと、それを状況に応じて使っていく多彩な運動スキルが必要です。



 運動リソースは、身体リソース(筋力や持久力、柔軟性など)と環境リソース(環境内の「もの」や「人」など)に分けられます。本来、人の運動システムは「余剰なシステム」で、十分すぎるほどのリソースを持っています。使う分だけではちょっとした変化に対応できなくなるので、運動リソースはできるだけ豊富な方が有利です。



 運動リソース単独では運動を行えません。使い方である「運動スキル」と一緒になることで、状況に応じた運動が発現します。いろいろな経験を繰り返す中で、運動スキルは洗練されるとともに初めての課題に対しても見通しを立てられるようになります。初めての状況下でも結構上手く運動問題を解決しますよね。



特徴その4
「セラピストは課題を設定する」



 このように運動を捉えてみると、運動のやり方を教えることはできないことに気づきます。セラピストが正しい方法を教えてクライアントがそれを学習するのではないのです。クライアントが主体的に試して練習できるように、セラピストは挑戦的で達成可能な、現実的な課題を提供するのが役割となります。



 駆け足のCAMR概観でした。ちょっとオーバーしましたかね?



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


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3分でわかるCAMR!前半

目安時間:約 3分

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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!前半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



3分でわかるCAMR!
  まずは前半1分30秒 (^。^)v



 秋山です。新しく訪れてくださったみなさん、いつも見てくださるみなさん、ありがとうございます。投稿も増え、過去の記事までさかのぼりにくくなってきましたので、ここらで再度ざっくりと説明を。



 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」を、さらに詳しくはCAMRホームページhttps://rehacamr.sakura.ne.jp/をご覧ください。



 CAMRはシステム論に基づく、新しい運動の見方です。



特徴その1.「状況一体性」
 運動は状況の中から生まれます。そして運動は状況を変化させ、変化した状況は運動を変化させ・・・、と続き、人は状況に適した運動を生み出していきます。正しい運動の形を覚えるよりも、状況に応じた運動を瞬時に生み出していくことが重要と言えます。



特徴その2.「人は生まれながらに自律した運動問題解決者」
 私達は状況に即した運動を自分で作り出す力を持っています。これは病気や怪我で麻痺を負った方でも、そうです。今まで異常と言われた運動も、その状況でできるだけ適応的に振る舞おうとした結果だと言えます。ただ、結果が常に上手くいくとは限りません。達成できないこともありますが、運動者自身がやり方を決める(生み出す)ことが大切です。



後半に続く~。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


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ADLは介護問題!その4

目安時間:約 4分

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今回は「ADLは介護問題!その4」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



ADLは介護問題! その4 2014/2/16
~動作は環境の中で形になる~



秋山です。いろんなコメントありがとうございます。嬉しいです(^_^)



 前回、ついつい「続く・・・」としたのですが、物語は大団円、あのまま終わった方が良かったかとも思いつつ、余談の投稿です。



この前のシリーズ「リハビリはADLに対して何ができるのか?」でも蛇足のその4を投稿しています・・・。進歩無いです・・・(^^;)



 このタイトルで書き始めた時、「介護職がやればいい問題」と誤解されないかという懸念がありました。「介護問題」というのは、「介護という視点無しでは解決しない問題」ということです。結果的に介護職の果たす役割は大きい。では、介護の視点とは?



 正直なところ、今そこをどう書き表すか考えているところです(^^;)ただ、「自立-全介助」という単一の軸では実生活のADL問題は解決しないと思っています。「ADL能力」は、固有の形が体の中に蓄えられていているのではなく、その行為をやろうとする環境があってその中で初めて形作られます。



 Aさんはお茶を飲みたいと思った。よっこらしょと立ち上がり、自分でお茶を入れて飲んだ。または、「おーい、お茶」と、家族に入れてもらった。どちらのやり方でも問題は解決です。CAMRでは解決方法(やり方)に優劣をつけません。どちらもある環境の中で選ばれた方法です。CAMRがひとの運動の特徴としてあげている「状況一体性」(詳しくはホームページをどうぞご覧ください)は、ADLにも通じることなのです。



 言葉足らずのシリーズに拘わらず、読んでいただきありがとうございました。新シリーズ構想中です。ではまた!



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

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ADLは介護問題!その3

目安時間:約 4分

≧(´▽`)≦
みなさん、ハローです!



「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「ADLは介護問題!その3」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



ADLは介護問題!その3 2014/2/6
~悪循環・良循環~



秋山です。
 先日のベーシックコースで多くの示唆をいただきました。今回の投稿もその影響有り、です。始まり、始まり・・・



 AさんのADL(能力)は変化しませんでしたが、生活問題は解消しました。これは、「機能はプラトーだから用具を工夫」というリハビリでお馴染みの解決方法とは違います。Aさんの状況変化をもう少し見てみましょう。



 以前の問題はなんだったのか?



 尿失禁→介護量が増えて家族もイライラ→Aさん萎縮→尿失禁が続く・・・という悪循環にはまっていました。ご本人にとっては尿失禁がもちろん直接の原因ではありますが、それに続くこの悪循環(家族への申し訳なさなど)がこの問題を更に大きくしていました。



 尿失禁をなくそうとするアプローチやポータブルトイレを使う練習は効果がありませんでした。これらのアプローチは「頑張ってもうまくいかない」という結果に終わり、むしろ悪循環を強めてしまいます。自分ではコントロールできないことを「自分で解決しなさい」というアプローチはむしろ悪循環を強めてしまいます。(これらのアプローチが「偽解決」です。詳しくはHPなど)



   さて、ここでこの悪循環を断ち切る手段になったのは、視点の転換でした。目標は「尿失禁をなくす」ではなく「この悪循環を断ち切る」に変えたのです。介護職の努力により、「失禁しても衣服の汚染がない」という状況を作り出し、結果介護量が減りました。実はこれは「ブリーフセラピー(短期療法)」の応用です。HPを参照ください)



 このアプローチにより、実際に深夜の介助はなくなり、洗濯物も減少しました。この変化は家族のゆとりやご本人の自信につながり、日中排泄の失敗も減って、良循環に入ったのでした。めでたし、めでたし・・・



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

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西尾 幸敏 著「正しい歩き方?:俺のウォーキング」CAMR入門シリーズ④

西尾 幸敏 著「リハビリの限界?:セラピストは何をする人?」CAMR入門シリーズ⑤


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