木曜日のつぶやき 9
真のニードは実在するのか⁈
秋山です。
「木曜日のつぶやき」投稿は西尾代表の投稿お休みの間、このページが埋もれてしまわないように私なりの解釈を綴って投稿しています。自転車操業のため、ぎりぎり木曜の投稿も珍しくありません・・・。
そんな中、明日までに視聴しておかねばならない研修ビデオの存在にさっき気づいて慌てています。かといって、今週はお休み、というのもふがいないので、過去の発表から。
2014年のOT学会で従来型アプローチとCAMRの違いを、ニードや目標のとらえ方という視点で発表しました。今見返すと、「従来型は良くない!」という論調になっていたことに気づきました。正しいのはどっちかではなく、まず相違点やそれぞれの長所短所を認識する必要があるということを頭に入れたうえで再掲してみます。
【枠組み】
従来型:目標を明確にしてそれに向かうことが重要。原因に焦点を当ててアプローチ。
CAMR:身の回りのできることが増えていくことが重要。原因は追究せず運動余力の改善に焦点を当ててアプローチ。
【ニード】
従来型:クライアントには真のニードがある。
CAMR:クライアントのニードはその時その時の状況によって変化する。
【セラピストとの関係】
従来型:クライアントは自分の真のニードに気づき、目標を設定し、そこに向かうためにセラピストの助けを継続的に必要とする。
CAMR:クライアントは自律的な運動問題解決者として振る舞うためにセラピストの助けを一時的に必要とする。もう8年前のことなので、変わってきている部分もありますが私自身の出発点としては根本は同じです。あ、なんか続いてしまう・・・。(続く~)
【CAMRの最新刊】
西尾 幸敏 著「リハビリのシステム論(前編): 生活課題達成力の改善について」
西尾 幸敏 著「リハビリのシステム論(後編): 生活課題達成力の改善について」
【CAMRの基本テキスト】
西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版
【あるある!シリーズの電子書籍】
【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】
西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①
【CAMR入門シリーズの電子書籍】
西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①
西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②
西尾 幸敏 著「正しさ幻想をぶっ飛ばせ!:運動と状況性」CAMR入門シリーズ③
西尾 幸敏 著「正しい歩き方?:俺のウォーキング」CAMR入門シリーズ④
西尾 幸敏 著「リハビリの限界?:セラピストは何をする人?」CAMR入門シリーズ⑤
p.s.ブログランキングに参加しています。クリックのご協力、ありがとうございます!
カテゴリ:「木曜日のつぶやき」シリーズ [コメント:0]
コメントフォーム