木曜日のつぶやき 6

目安時間:約 4分

木曜日のつぶやき 6


リソースってなんだっけ? その1


 初めまして、情報リソースです


 静かーに利用者さんの血圧を測っていたら、お腹が鳴りました。ごまかしきれませんでした。秋山です。経験あるよね⁈


 「歳のせいという勿れ」の一つ前のシリーズに、「情報リリース」という新しい内容が出てきています。生まれたてで、まだふにゃふにゃしていますが、人が運動問題をどう解決していくかを考えるには重要なものです。といっても、私はまだよく理解できていません。


 「アフォーダンスではダメなのか?」と聞いたのは私です。


 身体リソースと環境リソースをクライアントとセラピストで協同で探索してリソースを増やし、課題を通してスキルを多彩にするというのはわかりやすい図式です。ですが、意識的すぎるというか、行為者が実際に運動する時にこんな風に分けているかという疑問がわいてきます。身体能力と環境を突き合わせ設計図を作り、それを基に運動するというイメージが浮かんできますが、そうなのか?


 CAMRはこれまでセラピストが訓練場面で役立てることができるように新しい見方を提案してきました。読み手としては、セラピストとして何らかの結果を出すことを期待しているでしょうし、これからもそれに応えていきますが、ここでちょっと一休み。


 人が新しい課題に直面した時どうするかを、自分だったらどうしているかという視点で振り返ってみようと思います。


 とある秋の日、とある山に登っています。落ち葉を踏んで歩く登山道は整備されて快適です。だんだん上りがきつくなり、おーっと、ひょいひょいとは歩けない岩場が出てきました。何とか上がれそうだけど、足をあげただけでは届きそうにはありません。持って支えになりそうなでっぱりや、横には木の枝があります。昨日の雨で濡れているところがあります。初めてのコースです。


 「いや、私インドア派だから。こういう課題に直面しないから」と言わず、ちょっと考えてみましょう!手練れの登山家も初心にもどってね。


その2に続く。


【CAMRの最新刊】

西尾 幸敏 著「リハビリのシステム論(前編): 生活課題達成力の改善について」

西尾 幸敏 著「リハビリのシステム論(後編): 生活課題達成力の改善について」


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【あるある!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

西尾 幸敏 著「正しさ幻想をぶっ飛ばせ!:運動と状況性」CAMR入門シリーズ③

西尾 幸敏 著「正しい歩き方?:俺のウォーキング」CAMR入門シリーズ④

西尾 幸敏 著「リハビリの限界?:セラピストは何をする人?」CAMR入門シリーズ⑤


p.s.ブログランキングに参加しています。クリックのご協力、ありがとうございます!

にほんブログ村 病気ブログ 理学療法士・作業療法士へ

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

トラックバックURL: 
CAMRの最新刊

CAMR基本テキスト

あるある!シリーズ

運動システムにダイブ!シリーズ

CAMR入門シリーズ

カテゴリー

ページの先頭へ