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今回は「ベルンシュタインを読む!(その7)」です。
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ベルンシュタインを読む!(その7)2013/1/18
第Ⅲ章「動作の起源について」より。
この章では生命の誕生まで遡って、器管や動作の起源から発達史について述べられています。ベースには自然選択、生存競争といったテーマが流れています。少しまわり道っぽい気もしますが、興味深い点も多々あり、次に進む下地作り的なところもありますので、しばしお付き合いください。
さてある時、その後に続く進化を左右する決定的な出来事が起こりました。それは横紋筋の出現です。横紋筋は古くからある平滑筋の数千倍の大きな力を発揮でき、電光石火の速さで収縮します。原始的な軟体動物に欠けていた、速さと力の問題を完璧に解決しました。
そして次のニーズが生まれました。このような素早く強力なエンジンは、ミミズやクラゲなどのやわな体には負担が大きすぎます。そこで急遽必要になったのが、硬くて丈夫なレバー(挺子)システムでした。このシステムによって、新しい筋は高度な動きと、力強い収縮に適した力の作用点を得ることができました。ベルンシュタインはこの一連の出来事を「横紋筋革命」と呼んでいます。
その後、レバーシステムを持った動物は、体を支持するためのまったく異なる戦略を持った2つのグループに分かれていきました。そしてこの2つのグループは、巧みさという観点から見るならば、はっきりと明暗を分けることになってしまったのです。 …続く。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆
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