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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「ベルンシュタインを読む!(その8)」です。
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ベルンシュタインを読む!(その8)2013/1/23
レバーシステムを持った動物から生まれた2つのグループとは、すなわち脊椎動物と節足動物です。レバーシステムを駆使する戦略として、内骨格を選択したのが脊椎動物で、外骨格を選択したのが節足動物です。そしてこの戦略の違いが明暗を分けました。
脊椎動物は節足動物に比べ、段違いの柔軟性を持っています。しかしその反面、節足動物が頑丈な鎧のおかげで、支持にほとんど筋力をつかわなくてすむのに対して、脊椎動物はじっと立っているだけでも筋活動が必要になります。
さらに、鳴り物入りで登場した横紋筋ですが、実は以下の3つの弱点がありました。
①弾丸のように乱暴に収縮すること
②収縮の持続時間がきわめて短いこと
③収縮の強さを制御できないこと
これらの弱点を克服するために、強縮と呼ばれる高頻度の連続した興奮性刺激による収縮形態を利用しなければならなかったり、収縮力を制御するために動員する運動単位の数を調節しなければなりませんでした。
これらは脊椎動物にとってマイナスのように感じます。立っているだけでも筋活動が必要なのに、その筋ときたら、気難しいじゃじゃ馬のようにコントロールが難しい横紋筋なのです。しかし一見デメリットのように感じるこれらの特徴のおかげで、並外れた適応性と操作性を兼ね備えることが可能になったというのです。
例えば代表的な弦楽器のギターとバイオリンを比べてみましょう。ギターにはフレットという区切りがついていて、初心者でも割と簡単に音程をキープできます。一方バイオリンにはフレットがなく、のっぺらぼうな板の上で演奏者のスキルによって音程をキープしなければなりません。フレットがない方が自由度が大きくコントロールが難しいのですが、熟練者にとってはその方が使い勝手が良いのだそうです。 …続く。
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