CAMRの基礎知識 Part1「探索」その3

目安時間:約 5分

≧(´▽`)≦
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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「CAMRの基礎知識 Part1「探索」その3」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



CAMRの基礎知識 Part1「探索」その3 2014/4/4
「探索に始まり、探索に終わる!」



 実習生のレポートを見ると、「股関節外転・外旋・屈曲」とか「足関節内反・尖足」とかよく書かれています。運動の評価に各部位や姿勢全体の形の記述が多いのです。



 確かに従来的アプローチは運動の形に焦点を当てています。佐々木正人さんがどこかに書いておられましたが、運動科学は映画の技術とともに発展したとのこと。運動はフィルムに記録され、一コマ一コマの姿勢の変化として捉えられたのです。運動科学は運動の形に焦点を当てて発達したのですね。



 また姿勢全体や各部位の形とかに焦点を当てると、自然に「健常者の運動の形」との比較になります。そうすると問題は「健常者の運動の形とのズレ」として捉えられ、また「健常者の運動の形に近づくことが良くなっていること」という流れを生み出しているように思います。



 時には麻痺があるのに健常者と同じ運動の形を目標にされたりします。でもそれは無理でしょう。健常者と同じ形を要求するなら「その前に麻痺を治して!」と患者さんが言いたくなるのも無理がないです。



 さらに姿勢や運動というのは、元々揺らぎを持っています。ある瞬間の場面の股関節の形を取りだしてどうこう言うのもどうなのでしょう?学生のレポートなどを見ると、その患者様はいつもその格好で歩いているかのような印象を受けます。たくさん見られる運動の形の中で、健常者の運動から一番かけ離れているものに注目して書いてあるような気がします。



 もちろん形に焦点を当てることは有効な場面も多々あります。形を見ることが悪いと言っているわけではありません。ただ一瞬の形だけを取りだして、それだけを基に色々言うのもどうかと思うわけです。(まあ、学生は形から入っていくことの方が簡単で取っつきやすい、というのはあるのでしょう)



 CAMRでは、基本的に形ではなく機能に焦点を当てます。たとえば「支持」し、「重心移動」し、「振り出す」機能があります。歩行は片脚で支持しながらその脚に重心を移動し、反対の脚を「振り出す」運動の繰り返しです。



 片脚支持という機能を実現するために身体だけで可能、あるいは杖や片手すりや平行棒が必要かどうかという状況を見ることによって、使われる運動リソースを理解できます。またその形を見ることで、どの運動リソースを利用したどのような運動スキルを生み出しているかがわかります。使われている運動リソースや運動スキルと機能の関係を見いだしていくわけです。
(文にするとややこしく感じられますが、実例で見ていくと簡単で、すぐにコツが掴めます)



 CAMRではセラピストが「機能と運動リソース・運動スキルの関係を探る」ことが探索の一部になります。その「探索」の過程を通して、「どの運動スキルを多彩にしていくか」と「どのような運動課題を選択するか」が見えてくるのです。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【あるある!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

西尾 幸敏 著「正しさ幻想をぶっ飛ばせ!:運動と状況性」CAMR入門シリーズ③

西尾 幸敏 著「正しい歩き方?:俺のウォーキング」CAMR入門シリーズ④

西尾 幸敏 著「リハビリの限界?:セラピストは何をする人?」CAMR入門シリーズ⑤


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CAMRの基礎知識 Part1「探索」その2

目安時間:約 4分

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今回は「CAMRの基礎知識 Part1「探索」その2」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



CAMRの基礎知識 Part1「探索」その2 2014/3/30
「探索に始まり、探索に終わる!」



 従来的アプローチでは、評価というのは人の運動を細かな部分に分けて見ていきます。たとえば歩行を見る時、座位での膝伸展筋や股関節屈筋の強さや臥位での股関節や膝関節可動域などを調べます。そして個々の評価を再び統合して全体像を理解しようというわけです。部分の振る舞いの総合として全体を理解しようします。これは要素還元主義と言って従来の主要な科学の基本的な枠組みでもあります。



 だけどこれは難しいことです。たとえば自動車のタイヤを個別に評価することができるでしょうか?タイヤだけを取り出して調べたところで、実際に車につけたときの操作性や乗り心地を評価できるものでしょうか?



 同様に座位で調べた四頭筋や腸腰筋の強さから歩行の様子を理解できますか?実習生や新人さんを見ていると、皆とても困惑しています。いったん目で見た姿勢や運動をバラバラの評価項目で部分部分に分解してみていきます。それで全体の動きが説明できるかというとどうも難しい。いやこれは正直僕にも難しい。



 実際何よりも問題なのは、あれだけ学生時代にたくさんの時間とエネルギーを費やして身につけたはずの可動域検査や徒手筋力検査法を臨床では使わないセラピストももたくさんいます。僕自身は必要をあまり感じない。なくても効果的な訓練は可能だし、これらは本当に僕たちに必要な技術・知識なのだろうか?



   CAMRの「探索」では、関節可動域検査や徒手筋力検査は使いません。人は全体として何ができるかできないか、と言うことを「探索」していきます。その人が望むこと、必要なことに沿って課題を設定し、それがどの程度できるか、どのように条件を変えるとできるかできないか、とかをクライエントとセラピストが協力して「探索」していくのです。(続く・・・)



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【あるある!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

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CAMRの基礎知識 Part1「探索」その1

目安時間:約 4分

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今回は「CAMRの基礎知識 Part1「探索」その1」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



CAMRの基礎知識 Part1「探索」その1 2014/2/2
「探索に始まり、探索に終わる!」



 理学療法では「評価に始まり評価に終わる」と言われます。CAMRでは従来の「評価」も利用しますが、メインは「探索」になります。



 「評価」と「探索」は何が違うのでしょうか?評価はセラピストが評価項目を決め、クライエントに指示し、実施し、記録し、分析します。つまりセラピスト主導で行われます。



 この過程では、クライエントはしばしば自分自身の運動の情報から疎外されてしまいます。もちろん評価は基本的に専門知識を基に専門用語で表されるものですから、これをクライエントに分かりやすく伝えることは難しいのでしょう。



 しかしもっと問題なのは評価によって「指示し」-「従う」関係が作られることです。おまけにその情報からも疎外されてしまうので、自然にセラピストとクライエントの間には、「指示し」-「従う」関係、時には「管理し」-「管理される」関係といった一方的な関係が作られるように思います。



 CAMRでは、クライエントを「自律的な運動問題解決者」と捉えます。つまり運動状態を示す情報は、何よりもクライエント自身が知る必要があります。クライエント自身が主体で、セラピストはそのサポートに回るからです。



 また情報はクライエントとセラピストで共有する必要があります。共有することによって初めてクライエントはクライエントの立場から、セラピストはセラピストの立場から「協力して」問題解決に取り組めるわけです。



 このようにクライエントとセラピストが、クライエントの運動状態に関する情報を協力して探り、情報を共有する過程をCAMRでは「探索」と呼びます。

文責:西尾幸敏



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【あるある!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」


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西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


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脳卒中あるある!: CAMRの流儀

目安時間:約 12分

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あるある!シリーズの第一弾が出版されました!
西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」
現在、出版記念の無料キャンペーンを実施しています。ぜひこの機会にCAMRのアイデアに触れてみください。



☆★☆★☆★★☆出版記念 無料キャンペーン★☆★☆★☆★☆
著者  : 西尾 幸敏、
書名  : 脳卒中あるある!: CAMRの流儀
無料キャンペーン期間: 11月26日(金)17:00~12月1日(水)16:59
☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆



【はじめに】
 この本は、脳卒中の患者さんが質問してくる内容やセラピストが脳卒中患者さんを見たときに「あるある!」と感じる素朴な疑問を中心に展開されます。たとえば「なぜ麻痺側の手脚は硬くなるの?」、「どうしてまっすぐに座れないの?」、「どうして良い方の脚が出ないの?」、「分回し歩行は治さないといけないの?」といったことです。
 これらの疑問に対して、この本ではできるだけ二つの立場から答えます。一つは伝統的に学校で習う「要素還元論の立場」です。もう一つは現在の日本の学校では教えられていない「システム論」の立場です。 
 このように説明すると多くの人が戸惑います。「二つの異なった立場があるの?」ということに。
 当然ですよね。学校で一つの立場の考え方、見方だけを教えられていると、それが真実であると信じてしまうものです。「それが真実!それが正解だから、それ以外の考え方は間違い」と簡単に信じてしまいます。まあ、他に選択肢がありませんし、権威あるはずの学校でそう教えられれば、そう信じてしまうのが自然です。
 それに実際に今の状況では、学校の考え方を正解として学ばないと国家試験には受からないというのが現実です。それがこの世の中の仕組みですから。教育は権威ある立場の人々の考え方を正解として人々に伝えるものだからです。その仕組みの中では、権威ある人々の考え方が正しいものとされ、尊重されるべきものです。
 そしてそのもう一つの未知の考え方を嫌悪します。だってこれまで自分が真実だと信じ、言葉にし、同僚や後輩に誇りを持って話してきた考え方が「間違っているかもしれない」と、その未知の考え方が脅(おびや)かしてくるからです。これまた無理のない恐れであり、嫌悪です。
 しかし、世の中には様々な考え方があり、対立する考え方も存在するものです。
 中世ヨーロッパでは、キリスト教会を中心として「天動説」が真実とされました。それは神の真理であり、それに異を唱えるものは異教徒とされ、捕らえられ、考え方を矯正され、あるいは焼き殺されました。キリスト教会の考え方を真実として、それに異を唱えるものは「協会の権威を失墜させる恐れ」があるために弾圧されたのです。教会の権威を守るために恐怖が使われたわけです。
 それでも次から次に天動説に異を唱える人達が現れました。実際に自分たちで観察する天体の動きは、天動説の説明では矛盾が出るからです。人の知性は「説明の矛盾」を放っとけないようです。ガリレオ・ガリレイも「それでも地球は回っている!」と言ったとか、言わないとか・・・・
 そして最後には天動説が誤りで、地動説が正しいということになったわけです。
 少し大げさな展開になってしまいましたが(^^;)、実際に臨床に出て、いろいろな脳卒中の患者さんを見ていると、「本当に学校で習ったことは正しいのだろうか?」と思うことに出会います。「もっと他に矛盾のない説明があるのではないか?」と思ってしまいます。
 つまりその一つがシステム論の考え方です。
 むしろ考え方が一つだけというのは恐ろしいものです。「それが真実であり、それさえ理解しておけば良い」となればそこで進歩は止まってしまいます。リハビリも科学を基礎として絶え間なく議論がなされ、進歩を続けるもののはずです。ところが日本ではこの分野は一日千秋の如く変化がないのです。
 つまりこの従来の知識体系には強力なライバルが必要です。「どちらが臨床では有効か?あるいはこの場合はどちらが有用か?」という議論は、お互いを高めあうものです。そういった意味でもここでは二つのアイデアを少しだけ競わせるような流れができれば良いと思っています。読者がこれから考えていくきっかけになれば幸いです。
 とは言っても、僕は「システム論の考え方が真実である」とも考えていません。そんなことは一臨床家にとっては扱いがたいものです。僕達、臨床家にとっては、一つの理論が真実かどうかよりは、目の前の患者さんが少しでも良い状態になるのに役立つかどうかが大事です。
 そこで僕は次のように考えることにしています。
 「理論は、問題を説明し、問題を解決するための道具である」
 道具であれば、真実かどうかは関係なくなります。「スプーンは真実である」などと主張するのはナンセンスです。むしろ道具なら状況によって使い分ける方が自然です。「スプーンはすくって食べるのには便利である」ですよね。大きなお肉を食べるにはフォークとナイフは便利です。カットしてあるお肉ならフォークでも箸でもいけます。うどんはお箸かフォークが便利です。道具というのは課題と状況によって使い分けられるものです。
 つまり理論も「問題を説明し、それによって問題解決の方法を生み出す道具」として考えるのです。「この問題をより良く説明し、解決するにはどちらの理論を使えば良いか?」と考えれば良いのです。「理論が真実かどうか?」にこだわらなければ気楽なものです。そんな面倒な議論は学者さんにでも任せておけば良いのです。
 ヴィトゲンシュタインという哲学者は、天動説か地動説かはどの立場に立って物事を観察するかの違いであると言ったそうです。つまり「地球上に立って空を見上げれば天動説は正しい、太陽の上に立って空を見あげたと仮定すれば地動説は正しい」という訳です。実際、天動説の知識は大航海時代以前から自分の位置を知るためには非常に重要な道具だったわけです。
 さて、CAMR(Contextual Approach for Medical Rehabilitationの短縮形。和名は医療的リハビリテーションのための状況的アプローチ。CAMRは「カムル」と読みます)は、日本生まれのシステム論を基にしたアプローチです。
 CAMRでは、理論は道具として扱うので、学校で習う「要素還元論」の見方も「システム論」の見方も共に、「説明と問題解決の道具」として扱います。それによって、CAMRでは問題解決のための二つの道具、つまり二つの選択肢を持つことになります。このことは僕達の問題解決者としての可能性をより大きくしてくれます。解決の選択肢を二つ持つことになるのです。一つのやり方がダメでも、もう一つの方法を試すことができるからです。
 詳しくは本文で説明しましょう!
 この本を通じて皆様の臨床での問題解決能力が格段にアップすることを祈っております。
 またこの本の出版には、CAMR研究会のメンバーの協力が大きく貢献しています。特に編集の田上幸生氏の目を見張るセンスと努力によることが多いです。ここに感謝申し上げます。
                             西尾 幸敏



【目次】
脳卒中あるある! -CAMRの流儀-
目次
はじめに
第一部 要素還元論とシステム論
第1章 人は機械なのである!-学校で習う要素還元論と機械修理型治療方略
第2章 システム論と状況変化型治療方略
第二部 脳卒中、あるある!
セラピストあるある!(その1)
セラピストあるある!(その2)
第3章 あるある!その1「なぜ麻痺側の手脚は硬くなるの?」
1.学校での説明「硬くなるのは症状である」
2.CAMRの説明 「硬くなるのは運動システムの問題解決である」
3.過緊張と偽解決「問題解決が新たな問題を引き起こす」
コラム 偽解決とは?
4.硬さに対するCAMRのアプローチとは? 「硬さ(支持性)と運動性の調整」
5.「一番安定する状態に落ち着く」という運動システムの性質「自己組織化」
6.多要素多部位同時治療方略-CAMRの治療方略
第4章 あるある!その2「運動時の緊張や努力は硬さを強めるから、緊張する動作や努力するような動作は避けた方が良い?」
1.学校で教える考え方「過緊張の状態は良くないことなので避けよう!」
2.CAMRの説明「過緊張でも多様・多量に使うことで運動リソースと運動スキルの変化が起きる」
3.「運動リソースを豊富にして、運動スキルを多彩にする」-課題達成治療方略
4.「多要素・多部位同時治療方略」と「課題達成スキル治療方略」-CAMRの二つの中心的治療方略
第5章 あるある!その3「手がどこにあるかわからない。人から借りたもの、他人の手のようだ」 -因果関係にまつわる誤解について考える
1.Carr & Shephardらの報告
2.因果関係にまつわる誤解の例
3.リハビリ領域でよくある因果関係の誤解
第6章 あるある!その4「プッシャー・シンドロームって訳わかんないよね」
1.学校で教える説明「高次脳機能障害?」
2.CAMRの説明「健康時方略」
3.セラピストと患者さんが協力して作り出す「プッシャー・シンドローム」
4.正しさ幻想を捨てましょう!
第7章 あるある!その5「分回し歩行は治すべき?できるの?」
1.学校で教える説明「異常歩行である!」
2.CAMRの説明「”異常”ってどういうこと?」
3.ただし、機能的に改善できる場合が多い
4.形の変化を目標にしない-状況性という性質
コラム 「人の運動システムは機械とは全く異なる性質を持っている」
世の中、あるある!
第8章 あるある!その6「おかしい!良い方の脚が出ない・・・」
1.学校あるいはCAMRの説明
《おまけ》CAMRでよく使う評価法Auto-estimatics
1.Auto- estimatics(オートエスティマティクス)という評価法
終わりに
《参考文献》
編集後記
CAMR研究会について
著者紹介
著書


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【あるある!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「脳卒中あるある!: CAMRの流儀」


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

西尾 幸敏 著「正しさ幻想をぶっ飛ばせ!:運動と状況性」CAMR入門シリーズ③

西尾 幸敏 著「正しい歩き方?:俺のウォーキング」CAMR入門シリーズ④

西尾 幸敏 著「リハビリの限界?:セラピストは何をする人?」CAMR入門シリーズ⑤


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3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!後半

目安時間:約 4分

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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!後半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



5分でわかるCAMR!
後半2分30秒、いってみよー!



 秋山です。続きです。
 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」「同シーズン2」を、さらに詳しくはCAMRホームページをご覧ください。



CAMRの特徴その3
 「運動リソースと運動スキル」



 運動問題を上手く解決していくには、利用可能な資源や手段である豊富な運動リソースと、それを状況に応じて使っていく多彩な運動スキルが必要です。



 運動リソース単独では運動を行えません。使い方である「運動スキル」と一緒になることで、状況に応じた運動が発現します。分けない方が良いのかもしれませんが、やっぱり区別はあるし、考えやすいように「リソース」と「スキル」と一応分けます。ぱっと見、リソースが下位でスキルが上位の、階層型っぽく見え、impairmentとdisabilityに対応しているように思われますが、全く違う見方です。



 これだけで運動は大丈夫かというと、そうではなく、ベルンシュタインに出てくる「巧みさ」も必要になります。これは、OTで言うような、細かいことができる手先の「巧緻性」とは違います。どう違うかは、これからのお楽しみ(^_^)



特徴その4
「セラピストは課題を設定する」



 やり方はクライアントに任せる、というのがCAMRの肝心要です。私達は専門家としてクライアントそれぞれの、その時期に適した運動課題を設定します。今、何ならできるのか。まぁ、でもあまり懲りすぎず、基本的な、クライアントが実感できるものを試しながら、というとこですか。疾患別に決まるものではありませんが、疾患からくるクライアントの身体状況は配慮が必要ですね。



    駆け足のCAMR概観でした。またのリニューアルをお楽しみに?



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


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西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

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3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!前半

目安時間:約 4分

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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR!前半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆


2013/5/26
3分でわかるCAMR!改め、5分でわかるCAMR! 
まずは前半2分30秒 (^。^)v 



 秋山です。ざっくり説明版、リニューアルです。
一応、中身変わってます。



 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」を、さらに詳しくはCAMRホームページをご覧ください。



 CAMRはシステム論に基づく、新しい運動の見方です。



特徴その1.「状況一体性」



 運動は状況の中から生まれます。そして運動は状況を変化させ、変化した状況は運動を変化させ・・・、と続き、人は状況に適した運動を生み出していきます。言われてみると、当たり前に思えます。路面の状況や気持ちによって歩き方が変わる、というのも、日常的な感覚として納得しやすいです。



では、従来の見方と何が違うのでしょう。従来は、人体を閉じたシステムと見て、運動は状況に関わらず身体の仕組みに従って現れると考えます。機械のように、ある正しい作動が存在する、と考えられているのですね。



 この違いが、「何を目指すか」の違いに繋がってきます。
特徴その2.「人は生まれながらに自律した運動問題解決者」



 私達は状況に即した運動を自分で作り出す力を持っています。これは病気や怪我で麻痺を負った方でも、そうです。ただ、結果が常に上手くいくとは限りません。やはり、何らかの援助(サポート、支援、お手伝い、などなど)は必要となります。



 では、セラピストは何をするのか。クライアントが本来の姿である「自律した運動問題解決者」として振る舞えるようにサポートしましょう、というのがCAMRの立場です。正しいやり方を教えるのではなく、クライアントが自分でやり方を決める(見つける、獲得する、などなど)ことの助けになるような課題を提供がセラピストの役目と考えます。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


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西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

西尾 幸敏 著「正しさ幻想をぶっ飛ばせ!:運動と状況性」CAMR入門シリーズ③

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3分でわかるCAMR!前半

目安時間:約 3分

≧(´▽`)≦
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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「3分でわかるCAMR!前半」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



3分でわかるCAMR!
  まずは前半1分30秒 (^。^)v



 秋山です。新しく訪れてくださったみなさん、いつも見てくださるみなさん、ありがとうございます。投稿も増え、過去の記事までさかのぼりにくくなってきましたので、ここらで再度ざっくりと説明を。



 もう少し詳しくは、当facebookページのノート「CAの旅お休み処シーズン1」を、さらに詳しくはCAMRホームページhttps://rehacamr.sakura.ne.jp/をご覧ください。



 CAMRはシステム論に基づく、新しい運動の見方です。



特徴その1.「状況一体性」
 運動は状況の中から生まれます。そして運動は状況を変化させ、変化した状況は運動を変化させ・・・、と続き、人は状況に適した運動を生み出していきます。正しい運動の形を覚えるよりも、状況に応じた運動を瞬時に生み出していくことが重要と言えます。



特徴その2.「人は生まれながらに自律した運動問題解決者」
 私達は状況に即した運動を自分で作り出す力を持っています。これは病気や怪我で麻痺を負った方でも、そうです。今まで異常と言われた運動も、その状況でできるだけ適応的に振る舞おうとした結果だと言えます。ただ、結果が常に上手くいくとは限りません。達成できないこともありますが、運動者自身がやり方を決める(生み出す)ことが大切です。



後半に続く~。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


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西尾 幸敏 著「治療方略について考える」CAMR入門シリーズ②

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ADLは介護問題!その4

目安時間:約 4分

≧(´▽`)≦
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「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「ADLは介護問題!その4」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



ADLは介護問題! その4 2014/2/16
~動作は環境の中で形になる~



秋山です。いろんなコメントありがとうございます。嬉しいです(^_^)



 前回、ついつい「続く・・・」としたのですが、物語は大団円、あのまま終わった方が良かったかとも思いつつ、余談の投稿です。



この前のシリーズ「リハビリはADLに対して何ができるのか?」でも蛇足のその4を投稿しています・・・。進歩無いです・・・(^^;)



 このタイトルで書き始めた時、「介護職がやればいい問題」と誤解されないかという懸念がありました。「介護問題」というのは、「介護という視点無しでは解決しない問題」ということです。結果的に介護職の果たす役割は大きい。では、介護の視点とは?



 正直なところ、今そこをどう書き表すか考えているところです(^^;)ただ、「自立-全介助」という単一の軸では実生活のADL問題は解決しないと思っています。「ADL能力」は、固有の形が体の中に蓄えられていているのではなく、その行為をやろうとする環境があってその中で初めて形作られます。



 Aさんはお茶を飲みたいと思った。よっこらしょと立ち上がり、自分でお茶を入れて飲んだ。または、「おーい、お茶」と、家族に入れてもらった。どちらのやり方でも問題は解決です。CAMRでは解決方法(やり方)に優劣をつけません。どちらもある環境の中で選ばれた方法です。CAMRがひとの運動の特徴としてあげている「状況一体性」(詳しくはホームページをどうぞご覧ください)は、ADLにも通じることなのです。



 言葉足らずのシリーズに拘わらず、読んでいただきありがとうございました。新シリーズ構想中です。ではまた!



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【CAMRの基本テキスト】

西尾 幸敏 著「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」金原出版


【運動システムにダイブ!シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 他著「脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!: CAMR誕生の秘密」運動システムにダイブ!シリーズ①


【CAMR入門シリーズの電子書籍】

西尾 幸敏 著「システム論の話をしましょう!」CAMR入門シリーズ①

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ADLは介護問題!その3

目安時間:約 4分

≧(´▽`)≦
みなさん、ハローです!



「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「ADLは介護問題!その3」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



ADLは介護問題!その3 2014/2/6
~悪循環・良循環~



秋山です。
 先日のベーシックコースで多くの示唆をいただきました。今回の投稿もその影響有り、です。始まり、始まり・・・



 AさんのADL(能力)は変化しませんでしたが、生活問題は解消しました。これは、「機能はプラトーだから用具を工夫」というリハビリでお馴染みの解決方法とは違います。Aさんの状況変化をもう少し見てみましょう。



 以前の問題はなんだったのか?



 尿失禁→介護量が増えて家族もイライラ→Aさん萎縮→尿失禁が続く・・・という悪循環にはまっていました。ご本人にとっては尿失禁がもちろん直接の原因ではありますが、それに続くこの悪循環(家族への申し訳なさなど)がこの問題を更に大きくしていました。



 尿失禁をなくそうとするアプローチやポータブルトイレを使う練習は効果がありませんでした。これらのアプローチは「頑張ってもうまくいかない」という結果に終わり、むしろ悪循環を強めてしまいます。自分ではコントロールできないことを「自分で解決しなさい」というアプローチはむしろ悪循環を強めてしまいます。(これらのアプローチが「偽解決」です。詳しくはHPなど)



   さて、ここでこの悪循環を断ち切る手段になったのは、視点の転換でした。目標は「尿失禁をなくす」ではなく「この悪循環を断ち切る」に変えたのです。介護職の努力により、「失禁しても衣服の汚染がない」という状況を作り出し、結果介護量が減りました。実はこれは「ブリーフセラピー(短期療法)」の応用です。HPを参照ください)



 このアプローチにより、実際に深夜の介助はなくなり、洗濯物も減少しました。この変化は家族のゆとりやご本人の自信につながり、日中排泄の失敗も減って、良循環に入ったのでした。めでたし、めでたし・・・



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆


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ADLは介護問題! その2

目安時間:約 4分

≧(´▽`)≦
みなさん、ハローです!



「CAMR Facebookページ回顧録」のコーナーです。
今回は「ADLは介護問題! その2」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



ADLは介護問題! その2 2014/1/27
~問題が問題でなくなる、変わらないけど変わる~



秋山です。反響があるととても嬉しいです(^_^) 



 さて、ご家族共に夜間の尿失禁"問題"に悩まされていたAさんが笑顔で在宅復帰された裏では何が起こったのか?



 リハスタッフが困っているその時、介護スタッフは運動機能とは別の視点で考えてみました。まず、Aさんの排泄パターンを詳しく調べてみました。そして「おしっこが出ても漏れないようにできるのではないか」と思い、工夫の結果、「夜間排尿はあるけれど、朝パットを取り換えればよい」という状況になりました。



 Aさんは、「失敗をして衣類や布団を汚し、介護者に迷惑をかける」という悩みから解放されました。ご家族は、大変だった介護(夜中起きる、たくさんの洗濯)が続けていけるもの(朝の着替えでパットを交換)に変わり、「これならやっていける」と安心しました。イライラも減り、Aさんもご家族もストレスが減りました。


 「えっ?期待させて、答えはそんなこと?」とがっかりされましたか?「そんなことは知ってるよ」という声も聞こえてきそう(^^;)



 今シリーズでCAMR研究会が伝えたいことは、「夜間の尿失禁に対する効果的な対策」というハウツーではありません。そういうのは私よりもっと詳しくて上手な方がたくさんいらっしゃいますので・・・。



 この事例から考えたいのは次のことです。在宅ではADLは家庭の問題であり、「介護問題」といえます。ご本人側だけではどうにもならないことにどうアプローチするのか。施設という場で、異なる状況の在宅での介護問題に対してどうアプローチするか。「在宅生活問題」への関わり方なのです。



*次回その3予告  悪循環を小さく切るには・・・ 



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆



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