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システム論の話をしましょう!(その1)

目安時間:約 3分

システム論の話をしましょう!(その1)
 システム論と一言で言ってもいろいろなものが存在します。様々な視点、様々な枠組み、様々な分野・目的などから生まれてきているからです。



 システム論を説明するために使われる有名なマトゥラーナの3つの分類、第一世代(動的平衡系)、第二世代(自己組織化)、第3世代(オートポイエーシス)ですが、これは我々臨床のセラピストにとっては難しいですし、「それがどうした?」という感じでもあります(^^ゞそれぞれの本を読んでも物理学の用語だったり、難解なアイデアが続々と出てきて読むのも嫌になってきます(^^ゞ



 かといってせっかくの面白そうなアイデアがあるのに僕たちの仕事に応用・利用できないのも悔しいですよね。だからここでは思い切って、自分なりの理解で、日常生活用語で、そしてシステム論を臨床で応用できるように興味のあるアイデアを取り出し、簡潔にまとめてみようと思うのです。つまりシステム論を臨床で僕たちの問題解決に使える道具として、簡単にまとめてみようと思っています。まあリハビリのセラピスト向けのシステム論の地図を作ってみようというのがここでの試みです。



 もちろんそのためには正確さや詳しさは多少なりとも犠牲になります。まあ現場ではデフォルメと簡略化された手書きの地図の方が道案内に役立つこともあるわけです。つまり詳しすぎる精緻な地図は現場で移動しながら目的地を探したり、現地で照らし合わせるのが大変だからです。目的に合った地図が必要と言うことですね。だから部分的に必要なアイデアを取り出して簡略なセラピスト向けの地図を作ってみるのも現場では大いに役に立つと思います。



 さてここで使われるのは西尾の分類(未発表)です。以下の通り。

  1. 素朴なシステム論的アプローチ
  2. 外部の視点から運動システムの作動を見るアプローチ(課題主導型アプローチ)
  3. 内部の視点から運動システムの作動を見るアプローチ(CAMR)

 どうかいろいろな意見や感想を頂けるとありがたいと思います。(その2へ続く)

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知恵の樹を読む!(その3)

目安時間:約 3分

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今回は「知恵の樹を読む!(その3)」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



知恵の樹を読む!(その3)2013/2/3
前回の続きです。



 マトゥラーナらは、外部にあるいかなるものについての経験も、「そのもの」が”描写”の中に立ち現われてくることを可能にする人 間の構造によって、特別のやり方で価値づけられて[有効化されて]いる、と続けます。「認識」という現象は、何か客観的な事実や対象があらかじめ存在し、その表象を受け止めることではありません。僕たちの人間としての存在にかかわるさまざまなプロセスが、僕たちの認識を作り上げるのです。



 ここで箴言を二つあげています。
 「すべての行為は認識であり、すべての認識は行為である」
 「いわれたことのすべてには、それをいった誰かがいる」



 認識という行為にかならずつきまとうこれらの性格は、いわゆる客観的・科学的と考えられている立場からみると、まるでつまづきの石か、エラーか、根こそぎにしなくてはならない説明上の残りカス だと思われています。そのため、前回取り上げた色彩の知覚におい ても、目の「錯覚」というふうに言われてしまいます。光の波長に基づいた客観的・科学的な了解の仕方が「正しく」て、そうでないものは「錯覚」だと。



 しかし、認識がもつこれらの性格は、やっかいな残りカスや障害ではありません。認識を理解するための重要な鍵なのです。僕たちがどこからやってきてどこにゆくのかということを、いつも思い出させてくれる、二つの導きの灯のようなものだと考えなくてはならない、と言います。



 堅苦しい文章が続いてすみません。なかなか難しくてよくわからない部分も多いのですが、とりあえず以下のような感じで了解しています。おかしかったらご指摘・ご教授お願いします。



・認識と行為は分けることができず一体である、そしてそれは、そ の時その場の状況における自分と世界との相互作用の結果創出される
・ある認識について語る時、記述する時には、必ず「観察者の視点 」で語り、記述している(ということは、視点が異なれば認識も異なる )



 「知恵の樹」の続きは、次のシリーズ「オートポイエーシスを読む!」に統合していきます。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆



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知恵の樹を読む!(その2)

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今回は「知恵の樹を読む!(その2)」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



知恵の樹を読む!(その2)2013/1/29



”確信を疑え”



 こんな衝撃的なエピソードからこの本は始まります。僕たちは、決 して疑われることのない堅固な知覚の世界(=確信の世界)の中に 住む傾向があると言います。そして、この確信の誘惑へ身を委ねる ことをやめてみましょう、ということをこの本の冒頭では訴えています。



 堅固と思われている知覚の世界ですが、実はそれほど堅固ではありません。例えば視覚で言えば、僕たちは普段目にする視覚世界に確固たる信頼を寄せています。しかし、確固と思われている視覚世界にも、盲点というものがあります。普段は盲点の存在に気がつかないだけなのです。僕たちには「見えていない」ということが見えていないのです。



 色彩についてもしかりです。よく目の錯覚として取り上げられます が、背景によってある色が違う色に見えたり、実は同じ色でも濃淡 が違って見えたりします。同じ色なので、そこから反射してくる光 の波長は等しいはずですが、状況に応じて違うものとして知覚され ます。色を見るという僕たちの体験は、客観的あるいは科学的説明 に用いられる光の波長の構図からは、まったく独立しているのです 。



 僕たちは、空間や色彩をただ単純に捉えていると思っていますが、実は僕たち自身の構造の刻印が拭い難く押されているのです。僕たちは外部世界の表象を単純に受け止めているのではありません。僕たち自身の個別の視野を生きているのです。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆



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知恵の樹を読む!(その1)

目安時間:約 2分

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今回は「知恵の樹を読む!(その1)」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



知恵の樹を読む!(その1)2013/1/26
\(^o^)/田上です。お疲れ様です。
 CAMRホームページの「人の運動変化の特徴」(その3)の中で 、おススメの書籍が紹介されています。ウンベルト・マトゥラーナ 、フランシスコ・バレーラ;「知恵の樹」,管 啓次郎訳,朝日出版社,1987.(文庫本にもなっています。ち くま学芸文庫,1997.)



 マトゥラーナとバレーラ(ヴァレラと日本語表記されることもある )といえば、「オートポイエーシス」の提唱者として高名ですね。 これは僕にとっては驚天動地の書です。凝り固まった頭を、脳天か ら金槌で「ガツン」とぶん殴られたような感じです。



まずは目次を紹介しておきます。
第一章 「いかにして知るのか」を知る
第二章 「生きていること」の組織
第三章 歴史 生殖と遺伝
第四章 メタ細胞体の生活
第五章 生物のナチュラル・ドリフト
第六章 「行動域」
第七章 神経システムと認識
第八章 「社会」現象
第九章 「言語域」と人間の意識
第十章 知恵の樹



 とても知的好奇心が刺激されるラインナップですね! 興味を持たれた方は、是非ご一読ください。 (その2へ続くかどうか未定です。なにしろ、僕にはこの本の内容 がよく理解できていないのです・・・)



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆



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ベルンシュタインを読む!(その9;最終回!)

目安時間:約 4分

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今回は「ベルンシュタインを読む!(その9;最終回!)」です。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆以下引用★☆★☆★☆★☆★☆★☆



ベルンシュタインを読む!(その9;最終回!)2013/1/25
 横紋筋革命後、すべての動物のなかで適応と発達の問題に対する最良の解決策を見つけたのは脊椎動物でした。軟体動物の利点すべてと、大きな力を伝えるのに適したレバーシステムとを結びつける難問を解決できた唯一の原理は、脊椎動物の基本原理だったのです。



 節足動物が袋小路に迷い込んだのに対して、脊椎動物は抜群の状況適応能力を得て、さらなる発展をエンジョイしていきました。その脊椎動物の発展順は以下の通りです。



Ⅰ 魚類
Ⅱ 両生類
Ⅲ 爬虫類
Ⅳ 鳥類
Ⅴ 哺乳類



 生存をめぐる競争と闘争のなかで運動器は豊富になり、脊椎動物の動作は力強さ、すばやさ、正確さ、持久性といった点で豊かになっていきました。しかしこれらは動作の量的な発達にすぎません。動作にはもっと重要な側面があります。



 解決すべき運動課題はますます複雑になり、同時にますます多様化していき、さらに予期せぬ1回限りの問題がどんどん増えていきました。それに対応するには直ちに決断でき、運動を正確にしかも巧みに行なう能力が必要になります。これらの複雑で多様な調整に応え得る構造、すなわち脳をはじめとする中枢神経系へのニーズが高まってきたのです。



 実は、横紋筋革命は2つのイノベーションを生み出していました。1つは「感覚による調整」で、もう1つは「体肢の発達」です。そしてこれらが爆発的な中枢神経系の発達を導いたのだそうです。


 かくして人間に至るまで進化した脊椎動物は、その進化の段階ごとのニーズに応じて、中枢神経系を発達させていきました。 これで第Ⅲ章が終わります。



 一区切りついた所で、このシリーズも最終回とさせていただきます。ベルンシュタインの世界の散策、楽しんでいただけたでしょうか? これまで紹介させていただいた内容だけでも、「ヘーッ!」「ホーッ!」といった気付きがいくつかあったのではないでしょうか?


しかし、この本の真骨頂はこれからなのです。「ヘー」や「ホー」を通り越して、「ヒャー!」「ウギャー!」といった絶叫マシンへと化していきます。本当におススメの本ですので、興味を持たれた方は是非ご一読ください。CAMRの理解にも役立つと思いますよ。



 これまでこのシリーズに目を通していただいた方々、どうもありがとうございました。次の企画(なんてあるのかな?)でまたお会いしましょう!



★☆★☆★☆★☆★☆★☆引用終わり★☆★☆★☆★☆★☆★☆



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